LMSは何を基準に比較すべきか
最終更新: 2026-07-14
9カテゴリ・60の評価項目をすべて公開します。各項目には重要度、確認方法、主管部署、そして現在利用中のLMSを記入する空欄があります。タッチクラスの判定も併記し、自社が △ と判定した3項目も隠していません。
9カテゴリ
空白から確認する
△ とした項目
機能一覧ではなく、同じ質問で比較する
LMSの比較が噛み合わなくなる理由は、候補ごとに違う質問を投げているからです。あるベンダーには画面を見せてもらい、別のベンダーには価格を尋ね、また別のベンダーにはレファレンスを聞く。比較が成立するには、同じ質問・同じ確認方法・同じ判定尺度をすべての候補に等しく適用する必要があります。以下の60項目は、学習戦略から契約終了条件までを9カテゴリに分けた標準の質問セットです。
このチェックリストは「タッチクラスの方が優れている」という結論を先に置きません。現在利用中のLMSがすでにうまく機能している領域はそのまま認めた上で、学習者体験・運用工数・コンテンツ制作・データ・セキュリティ・AI/LXP拡張性について、同じ質問で追加検証が必要な領域を確認します。「現行LMS」列は空欄のままです。同じ表を候補ベンダーに送って記入してもらった瞬間に、それが比較表になります。
判定ルールは一つだけです。合計点ではなく、P1項目の空白を見ます。60項目の合計スコアは比較に使いません。P1(必須)32項目のうち、現行LMSが ×(非対応)または △(制約あり)となるマスがどこに集まっているか。判断はそれで足ります。
この表は提案書を受け取って審査する段階の文書です。まだ提案依頼書を書いている途中なら、向きが逆の文書が必要です — LMS RFPの書き方 — 要求仕様60項目は同じ60項目を候補に要求する文章に変え、項目ごとに要求レベル(必須32・推奨27・任意1)・提出証憑・検証方法を明記します。項目番号が同じなので、RFPの回答をこの表の空欄にそのまま移せます。
9つのカテゴリ — 何を問うのか
-
教育の目的がLMSの構造に実際に載るかを問います。法定研修・コンプライアンス研修の自動割当、職務・部署別の学習経路、学習者グループの分離運用、知識共有への拡張、そして既存LMSを入れ替えずに1区間だけ4週間のパイロットで検証できるかまで確認します。最後の項目がP1である理由は、全面刷新を前提にした比較はたいてい結論に至らないからです。項目1~6を見る
パイロット標準形: 50~100名 · 4週間 · 教育課題1件 · KPI 1~2件 -
学習者が実際にアクセスするかを決めるカテゴリです。Web/iOS/Androidの進捗同期、モバイルアプリがWebViewではなくネイティブか(プッシュ・オフライン保存・生体認証)、ブランド独立アプリ、プッシュ督促、自己主導の学習ツール、多言語、Webアクセシビリティ(WCAG 2.2)、マイクロラーニングを確認します。アクセシビリティはIT・ESG部門と一緒に見るべき項目です。項目7~14を見る
Webアクセシビリティ基準: W3C WCAG 2.2 -
P1の比率が最も高いカテゴリです。運用工数は人数に比例して増えるため、手作業が一段階でも残ると、その一段階が3年間の総コストを決めます。学習者登録(個別・CSV・招待リンク・SSO)、グループ運用、コース条件設定、修了条件の自動判定と修了証発行、権限分離、QR出席、リアルタイム監視、オンボーディング支援範囲を見ます。項目15~22を見る
修了条件5種: 進捗率 · 学習時間 · 試験点数 · アンケート · 動画再生 -
コーディングなしでコンテンツを作れるか、レスポンシブに調整できるか、クイズ・試験・アンケートが自動採点されるか、AIが文書やURLから下書きを作れるか、長尺動画がショート動画に変換されるかを確認します。特に重要なのはP1の30番です — 契約終了後、自社で作ったコンテンツをどの形式で持ち出せるのか。契約条項と実際のダウンロードファイルを両方確認します。項目23~30を見る
機能一覧ではなく「担当者1名がコンテンツ1件を作る時間」を測る -
このカテゴリにP1が1件もないのは意図した設計です。ソーシャルラーニング・ゲーミフィケーション・AI推薦は強力ですが、法定研修・修了・権限・セキュリティが崩れた状態で先に導入すると、新技術ありきの調達になります。ここでタッチクラスは35番(スキルグラフ)を △ と判定しました。関心キーワードによるキュレーションは提供しますが、職務-力量のスキルグラフは別途設計が必要です。項目31~38を見る
35番 スキルグラフ — タッチクラス判定 △ -
統計画面があるかではなく、監査と報告にそのまま使える形でダウンロードできるかを見ます。未接続者・未修了者レポート、グループ比較、ショート動画→コースの転換指標、パイロット前後のKPI比較を確認します。43番はタッチクラスが △ と判定した項目です — AI分析の結果を昇進・評価・報酬といった高リスクのHR判断から分離する問題は、製品機能ではなく顧客側のポリシー・承認・監査体制の問題です。項目39~45を見る
43番 AI高リスクHR判断の分離 — タッチクラス判定 △ -
8項目すべてがP1です。LMSには従業員の個人情報と社内教育資料が同時に蓄積されるため、個人情報の委託という観点から受託先そのものが審査対象になります。管理体系認証(ISMS-P)・国際情報セキュリティ認証(ISO/IEC 27001)・暗号化・権限分離・SSO(SAML 2.0 / OAuth 2.0 / LDAP / MFA)・監査ログ・可用性・漏洩防止を見ます。53番(キャプチャ防止)はタッチクラス △ です。項目46~53を見る
53番 キャプチャ防止 — iOSはOSの特性上、完全遮断とは主張しません -
「連携できます」という回答は情報ではありません。HRIS・ERP・CRM・グループウェアとのデータ項目マッピング表、API・Webhook・CSVのどの方式か、同期周期がリアルタイムか日次バッチか、連携費用と日程が本契約と分離して見積もられるかを文書で受け取ります。大規模同時接続はカタログスペックではなく、同規模顧客のテスト結果で確認します。項目54~57を見る
同時接続18,000名の実証テスト · 単一顧客最大39,000名 -
3項目すべてがP1です。導入支援範囲(サイト設定・コンテンツ移行・管理者研修・パイロット運用)、3年TCO(ライセンス・ユーザー課金・コンテンツ購読・連携・運用支援)、そして契約終了条件(データ持ち出し・コンテンツ所有権・解約通知)。見積書に空欄の項目は、後で請求される項目です。項目58~60を見る
1人あたり月額を公開: 5,500 / 5,000 / 4,000ウォン (税別)
Android
言語
言語
実証テスト
レファレンス規模
無停止運用
評価方法 — 判定尺度と重要度
「現行LMS」列は導入検討側が記入します。「タッチクラス」列は現在確認されている機能に基づく基準判定です。
同じ表を候補ベンダーに送り、同じ尺度で記入してもらえば比較表が完成します。
判定尺度 4段階
| 記号 | 意味 | 点数 | 解釈 |
|---|---|---|---|
| ◎ | 強み、または標準以上 — 検証を推奨 | 3 | デモで実際に確認する |
| ○ | 対応、または一般的な水準を充足 | 2 | 候補間の差が小さい区間 |
| △ | 一部対応 — 制約あり。ポリシー · 契約 · 実装の確認が必要 | 1 | 導入前の別課題として切り出す |
| × | 非対応、または現在の範囲に不適合 | 0 | P1で出れば即リスク |
重要度 3段階
| 重要度 | 意味 | 項目数 | 判定での役割 |
|---|---|---|---|
| P1 | 必須 — なければ運用が成立しない | 32件 | 判断はここで終わる。P1の × / △ の分布だけを見る |
| P2 | 重要 — 運用品質と参加率を左右する | 27件 | P1が満たされた後の比較優先度 |
| P3 | 加点 — あればよい項目 | 1件 | 選定判断には使わない |
合計点ではなく、P1項目の空白を見ます。手順はこうです。① P1項目のうち、現行LMSが × または △ のマスを先に印を付けます。② その項目が候補で ◎ または ○ であれば、補完可能な領域と見ます。③ 候補も △ の項目は、導入前の別課題として切り出します。④ 最後に「現行LMSを維持した場合のリスク」と「4週間のパイロットで検証できるリスク」を区別します。
LMS比較チェックリスト 60項目
9カテゴリ · 60項目の全文です。各項目に重要度、確認方法、主管部署、現行LMSの空欄、タッチクラスの判定が併記されています。
表をそのままコピーしてRFPの要求事項に使うこともでき、下からCSVでダウンロードもできます。
表が画面より広い場合は左右にスクロールします。列の順序: 番号 · 重要度 · チェック項目 · 確認方法 · 主管部署 · 現行LMS(空欄) · タッチクラス · 確認メモ
A. 学習戦略 · 成果適合性 (1~6)
教育の目的がLMSの構造に載るか。P1は3件 — 法定研修の自動管理、職務別の学習経路、4週間パイロットの検証可能性。
| No. | 重要度 | チェック項目 | 確認方法 | 主管部署 | 現行LMS | タッチクラス | 確認メモ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | P1 | 法定研修、倫理 · コンプライアンス、社内必須研修をコース単位で割り当て、修了可否を自動管理できるか | 必須コースの登録、対象者の割当、未修了者レポートのデモ | L&D | ○ | 法定研修 · 修了の自動管理と修了条件に対応 | |
| 2 | P1 | 職務 · 部署 · 役割別に研修コースを分類し、段階型の学習経路として運用できるか | 部署別カリキュラムのサンプル構成 | L&D | ○ | コース分類 · グループ · 必須コース · オープンコースの組合せで運用 | |
| 3 | P2 | 従業員、新入社員、パートナー、キャンペーン運営人員など多様な学習者群を分離運用できるか | グループ · 権限 · コース割当のシナリオ | L&D / 現業 | ○ | グループ基盤の権限とコース割当が可能 | |
| 4 | P2 | 教育が修了確認にとどまらず、知識共有 · 事例共有 · 質疑応答まで拡張されるか | 掲示板 · コメント · ファイル添付 · 秘密投稿のデモ | L&D / 現業 | ◎ | タッチトゥギャザー基盤のソーシャルラーニング | |
| 5 | P1 | 既存LMSを入れ替えずに、4週間のパイロットで1区間だけ検証できるか | 50~100名のパイロット定義書、KPIの合意 | L&D / IT | ○ | 連携なし · 小規模のパイロットから開始可能 | |
| 6 | P2 | 学習参加率、修了率、運用工数、問い合わせ減少などの成果指標を事前に合意し測定できるか | パイロット前後のレポート サンプル | L&D / 経営層 | ◎ | MAU · 学習時間 · 活動 · 統計レポートで検証可能 |
B. 学習者体験 · アクセシビリティ (7~14)
学習者が実際にアクセスするか。P1は4件 — マルチプラットフォームの進捗同期、ネイティブアプリ、プッシュ督促、Webアクセシビリティ。
| No. | 重要度 | チェック項目 | 確認方法 | 主管部署 | 現行LMS | タッチクラス | 確認メモ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 7 | P1 | Web、iOS、Androidをすべて対応し、学習進捗を同期するか | PCで開始した後、モバイルで続きを再生するテスト | L&D / IT | ◎ | Windows · Mac · iOS · Android対応と進捗同期 | |
| 8 | P1 | モバイルアプリがWebView水準ではなく、プッシュ、オフライン保存、生体認証など端末機能を活用できるか | アプリ機能のデモ、プッシュ受信テスト | L&D / IT | ◎ | iOS · Androidのネイティブアプリ、および専用アプリオプション | |
| 9 | P2 | 顧客ブランドの独立アプリ、またはカスタマイズされた学習体験を提供できるか | アプリアイコン、スプラッシュ、カラー、ストア登録方式の確認 | L&D / ブランド | ◎ | 顧客専用の独立アプリ · ホワイトラベル | |
| 10 | P1 | 学習期限、新規コース、未修了の督促をアプリプッシュ · メッセージで送れるか | 対象者別のプッシュ · 予約送信のテスト | L&D | ◎ | プッシュ · お知らせ · ポップアップ · メッセンジャーによる督促 | |
| 11 | P2 | 学習中の検索、ブックマーク、メモ、ハイライト、TTSなど自己主導の学習ツールがあるか | 学習者アプリの画面確認 | L&D / 学習者代表 | ○ | 学習ツール · 保管箱 · TTS · 文字サイズ調整に対応 | |
| 12 | P2 | 多言語UIとコンテンツ翻訳機能が、グローバル · パートナー教育に十分か | 韓国語 · 英語 · 日本語の画面、AI翻訳サンプル | L&D / グローバル | ◎ | UIは5言語、AI翻訳は14言語 | |
| 13 | P1 | Webアクセシビリティ基準を考慮した画面 · コンテンツ · モバイル操作性を検証できるか | WCAG 2.2基準の点検表、キーボード · スクリーンリーダーでの確認 | IT / ESG | ○ | モバイル · Webのレスポンシブに対応。公式なアクセシビリティ証跡は別途確認を推奨 | |
| 14 | P2 | 短時間で消費できるマイクロラーニング · ショート学習の体験を提供するか | 10~60秒のショート、コース転換率の確認 | L&D | ◎ | AIショートクラスとショート動画の統計 |
C. 管理者運用 · 業務効率 (15~22)
P1の比率が最も高いカテゴリです(8項目中6件)。運用工数は人数に比例して増えるため、残った手作業の一段階が3年間の総コストを決めます。
| No. | 重要度 | チェック項目 | 確認方法 | 主管部署 | 現行LMS | タッチクラス | 確認メモ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 15 | P1 | 学習者を個別登録、CSV一括登録、招待リンク、SSO方式で登録できるか | 10名のサンプル登録、CSVアップロード | L&D / IT | ○ | 会員の個別 · 一括 · 招待 · SSO登録に対応 | |
| 16 | P1 | 部署、職務、プロジェクト、パートナー単位のグループを作り、コース割当 · 統計 · メッセージの対象として活用できるか | グループ作成とコース割当のデモ | L&D | ○ | グループ管理とグループ比較統計に対応 | |
| 17 | P1 | 必須 · 選択コース、受講期間、進捗基準、試験 · アンケート条件をコース別に設定できるか | コースを1件登録した後、条件を変更 | L&D | ○ | コース基本情報 · コンテンツ構成 · 学習設定に対応 | |
| 18 | P1 | 修了条件を自動判定し、修了証を発行できるか | 進捗率 · 学習時間 · 点数 · アンケート条件のテスト | L&D / 監査 | ◎ | 5条件の自動判定と修了証発行 | |
| 19 | P1 | 管理者と副管理者のメニュー権限を分離し、運用責任を分けられるか | 副管理者アカウントの作成、権限別の画面確認 | L&D / IT | ○ | 副管理者の権限メニュー指定に対応 | |
| 20 | P2 | オフライン教育 · イベントのQR出席、手動認定、出席取消を管理できるか | QR出席のサンプル運用 | L&D / 現業 | ◎ | QR出席チェックと状況管理に対応 | |
| 21 | P1 | リアルタイム接続者、最近の活動、受講ログ、一括処理の状態を管理画面で見られるか | 運用ダッシュボードのデモ | L&D | ◎ | リアルタイム監視と作業待ちリストを提供 | |
| 22 | P2 | 管理者研修、コンテンツ移行、オープン支援、運用レビューを受けられるか | オンボーディング範囲とCSM支援範囲の確認 | L&D / 購買 | ◎ | 専任マネージャー · 運用支援 · 四半期レビューのオプション |
D. コンテンツ · オーサリング · 評価 (23~30)
「制作機能があるか」ではなく「担当者1名がコンテンツ1件を作るのに実際どれだけかかるか」を測ります。30番(コンテンツ所有権 · 持ち出し)は契約書で確認します。
| No. | 重要度 | チェック項目 | 確認方法 | 主管部署 | 現行LMS | タッチクラス | 確認メモ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 23 | P1 | コーディングなしでテキスト、画像、動画、音声、PDF、クイズ、試験、アンケートなどを組み合わせてコンテンツを作れるか | 自社のPDF / PPT 1件でコンテンツ制作のデモ | L&D | ◎ | 12種の要素とドラッグ&ドロップエディタ | |
| 24 | P2 | Desktop、Tablet、Mobileの画面をプレビューし、レスポンシブにコンテンツを調整できるか | 3つの解像度でプレビュー | L&D / IT | ◎ | 800px · 650px · 425pxのプレビュー基準を提供 | |
| 25 | P2 | 動画、音声、PDF、YouTube埋め込み、内部リンクなど多様な資料形式を運用できるか | ファイルアップロードとリンク挿入のテスト | L&D | ○ | MP4 · MP3/WAV · PDF · HTML埋め込みなどに対応 | |
| 26 | P1 | クイズ · 試験 · アンケートを作り、自動採点、結果公開、管理者採点を設定できるか | クイズと試験のサンプル作成 | L&D | ◎ | CBT評価と自動採点、結果方式の設定 | |
| 27 | P2 | AIで文書 · URLをもとにコンテンツの下書き、画像、翻訳、要約を作れるか | AIクイックメーカーまたはエディタAIのデモ | L&D | ◎ | AIオーサリングツールとAIクイックメーカー | |
| 28 | P2 | 長尺動画をショート学習に変換し、元のコースへ誘導できるか | 動画1件の変換、転換率統計の確認 | L&D | ◎ | AIショートクラスが10~60秒を自動生成、転換統計も提供 | |
| 29 | P2 | 自社コンテンツ以外に、eラーニング · ショートのコンテンツライブラリを選べるか | コンテンツ購読カタログの確認 | L&D / 購買 | ◎ | eラーニング6,000本以上 · ショート200,000本以上の購読 | |
| 30 | P1 | 顧客が自ら制作したコンテンツの所有権と、終了後の持ち出し方式を明確に保証するか | 契約条項とHTMLダウンロードの確認 | 購買 / 法務 | ◎ | 顧客制作コンテンツの所有権とHTMLダウンロード(FAQに根拠) |
E. 参加 · LXP · AIパーソナライズ (31~38)
P1が0件なのは意図した設計です。法定研修 · 修了 · 権限 · セキュリティが埋まる前にこのカテゴリを前面に出すと、新技術ありきの調達になります。35番はタッチクラス △ です。
| No. | 重要度 | チェック項目 | 確認方法 | 主管部署 | 現行LMS | タッチクラス | 確認メモ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 31 | P2 | 掲示板、コメント、いいね、スクラップ、秘密投稿、匿名トピックなどソーシャルラーニングの運用が可能か | タッチトゥギャザーのトピック サンプル | L&D / 現業 | ◎ | トピック権限 · 匿名 · 秘密投稿 · 添付 · 統計に対応 | |
| 32 | P2 | ポイント、バッジ、フレーム、ランキングで自発的な参加を設計できるか | ゲーミフィケーション キャンペーンを1件構成 | L&D | ◎ | ポイント条件18種とランキング · バッジ · フレーム | |
| 33 | P2 | プラットフォーム内でライブ教育、チャット、出席、見逃し配信、参加者ダウンロードを処理できるか | ライブ配信のテスト、参加者Excelの確認 | L&D / IT | ◎ | 最大4時間のライブ · チャット · 見逃し配信 · 名簿ダウンロード | |
| 34 | P2 | アンケート、イベント、VOC、現場事例の共有など、教育以外の参加型運用に対応するか | キャンペーン型トピックとアンケートのサンプル | L&D / 現業 | ◎ | 運用事例ではコミュニティ · VOC · イベントへ拡張 | |
| 35 | P2 | 職務 · 力量 · スキルグラフを基準に、キャリアパスと学習推薦を精緻に連結できるか | 役割-スキルのマッピング、HRISデータ構造の確認 | L&D / HR | △ | 関心キーワード · キュレーションには対応するが、グローバル型のスキルグラフは別途設計が必要 | |
| 36 | P2 | 人気検索語、行動履歴、関心キーワードに基づくパーソナライズ推薦を提供するか | 推薦基準と推薦結果の説明を確認 | L&D | ◎ | AIキュレーションと関心キーワードに基づく推薦 | |
| 37 | P2 | コース別FAQ、学習資料に基づく質疑応答、繰り返し問い合わせの削減のためのAIアシスタントを運用できるか | PDF資料を連結した後、質疑応答をテスト | L&D / IT | ◎ | AIチャットボット · ファイル基盤Q&A · 利用統計 | |
| 38 | P3 | 学習者の動機づけのため、モバイルホーム、推薦コース、人気コース、ランキング、保管箱を組み合わせられるか | 学習者ホームの構成デモ | L&D | ◎ | ホーム18項目とメニュー15種に対応 |
F. データ · 分析 · 成果測定 (39~45)
統計画面があるかではなく、監査と報告にそのまま使える形でダウンロードできるかを見ます。43番はタッチクラス △ です。
| No. | 重要度 | チェック項目 | 確認方法 | 主管部署 | 現行LMS | タッチクラス | 確認メモ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 39 | P1 | 接続、コース、コンテンツ、意見、ショートクラス、チャットボット、グループ比較の統計を提供するか | 統計メニュー別のサンプル確認 | L&D | ◎ | 7つ以上の分析領域とダウンロードに対応 | |
| 40 | P1 | 未接続者、未修了者、会員別レポートをダウンロードし、監査 · 報告資料として使えるか | CSVダウンロードとレポートのサンプル | L&D / 監査 | ◎ | 純接続者 · 未接続者 · 受講履歴のダウンロード | |
| 41 | P2 | 部署 · グループ間で学習量、活動量、参加度を比較できるか | 2~10グループの比較レポート | L&D / 経営層 | ◎ | グループ比較統計に対応 | |
| 42 | P2 | ショート学習が実際のコース学習につながったか、転換指標を見られるか | 閲覧、いいね、転換率のレポート | L&D | ◎ | ショートクラスの閲覧 · いいね · 学習転換の指標 | |
| 43 | P1 | AI推薦 · 分析の結果が、昇進、評価、報酬といった高リスクのHR判断と分離して管理されるか | データ利用ポリシー、人間によるレビュー、監査ログの確認 | HR / 法務 / IT | △ | AI機能はあるが、高リスクHRとの接続は顧客側のポリシー · 承認 · 監査体制が必要 | |
| 44 | P2 | パイロット前後で参加率、制作時間、問い合わせ減少、運用工数削減などのKPIを比較できるか | Before / After レポート | L&D / 経営層 | ○ | 統計とパイロットレポートの組合せで検証 | |
| 45 | P2 | 管理者の自然言語クエリ、またはレポート自動化によって運用分析の時間を減らせるか | AIアドミン、またはダッシュボードのクエリ デモ | L&D | ◎ | アドミンAIと統計クエリ機能 |
G. セキュリティ · 個人情報 · コンプライアンス (46~53)
8項目すべてがP1です。個人情報の委託という観点から、受託先そのものが審査対象になります。53番はタッチクラス △ です。
| No. | 重要度 | チェック項目 | 確認方法 | 主管部署 | 現行LMS | タッチクラス | 確認メモ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 46 | P1 | 情報保護 · 個人情報保護の管理体系と、国際情報セキュリティ認証を提示できるか | 認証書、認証範囲、最新審査の確認 | IT / 個人情報 | ◎ | ISMS-PとISO/IEC 27001を保有(セキュリティ) | |
| 47 | P1 | 大企業 · 金融機関の委託先セキュリティ監査を通過した実績と、個人情報の最小収集 · 委託処理 · 損害賠償責任保険の根拠を提出できるか | 監査の実施機関 · 年度 · 点数(または合否)を記載した文書、セキュリティ質問票の回答、証跡資料 | 個人情報 / 法務 | ◎ | 委託先セキュリティ監査99.1点(2023年) · 最小限の個人情報 · 損害賠償責任保険(運用規模の根拠) | |
| 48 | P1 | 保存 · 転送区間の暗号化、データの国内保管、アクセス統制の原則を説明できるか | セキュリティ アーキテクチャ説明書 | IT / セキュリティ | ◎ | AWSソウルリージョン · 暗号化 · アクセス統制 | |
| 49 | P1 | 管理者 · 副管理者 · 学習者の権限を分離し、最小権限の原則で運用できるか | 権限別アカウントのテスト | IT / L&D | ◎ | 権限分離と管理者ログに対応 | |
| 50 | P1 | SSO、SAML 2.0、OAuth 2.0、LDAP/AD、MFAまたは生体認証の連携を検討できるか | SSO連携ドキュメントとレファレンスの確認 | IT | ◎ | 標準認証プロトコルと銀行SSOの事例(連携) | |
| 51 | P1 | 管理者の活動ログ、接続IP、メニュー活動、キャプチャログなど監査追跡が可能か | ログの保管 · 照会サンプル | IT / 監査 | ◎ | 管理者ログとキャプチャログに対応 | |
| 52 | P1 | 無停止運用期間と障害履歴、バックアップ · 高可用性の対応手順を文書で提出できるか | 連続運用期間、障害履歴、SLAと障害対応手順の文書 | IT | ○ | AWS基盤 · 金融分野で5年間の無停止運用(根拠)。SLA · 障害履歴の文書は契約時に別途提供のため○と判定しました | |
| 53 | P1 | キャプチャ防止、ウォーターマーク、ダウンロード統制などコンテンツ漏洩防止の機能があるか | iOS / Androidのキャプチャ テスト、ダウンロード ポリシーの確認 | IT / セキュリティ | △ | キャプチャログ · マスキングには対応するが、iOSはOSの特性上、完全遮断とは主張しない |
H. 連携 · 拡張性 · 相互運用 (54~57)
「連携できます」は情報ではありません。項目マッピング表 · 同期周期 · 費用の分離算定を文書で受け取ります。
| No. | 重要度 | チェック項目 | 確認方法 | 主管部署 | 現行LMS | タッチクラス | 確認メモ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 54 | P1 | HRIS、ERP、CRM、グループウェア、ポータルとアカウント · 組織 · 学習データを連携できるか | 連携対象システムの一覧とデータ項目のマッピング | IT / L&D | ○ | HRIS · ERP · CRM · グループウェア · APIの連携に対応 | |
| 55 | P2 | API、Webhook、CSVなど段階別の連携方式を選べ、費用 · 日程を分離して算定できるか | 連携見積とサンプルAPIの確認 | IT / 購買 | ○ | REST API · Webhook · CSV基盤で検討可能 | |
| 56 | P1 | 数千~数万名規模を実際に運用した実績と、最大同時接続の負荷テスト結果を文書で提出できるか | 単一顧客あたりの最大学習者数(導入社数の合計ではない)、負荷テストの結果値とテスト条件の文書 | IT / 経営層 | ◎ | 単一顧客最大39,000名 · 金融17機関・累計約135,800名 · 同時接続18,000名の負荷テスト値(保証された常時収容量ではない) — 運用規模の根拠 | |
| 57 | P2 | 独立ドメイン、ホワイトラベル、顧客専用のブランド体験を拡張できるか | ブランドドメイン · アプリの事例確認 | L&D / ブランド | ◎ | 独立アプリ · 独立ドメイン · ホワイトラベル |
I. 構築 · 支援 · 費用 · 契約 (58~60)
3項目すべてがP1です。見積書に空欄の項目は、後で請求される項目です。
| No. | 重要度 | チェック項目 | 確認方法 | 主管部署 | 現行LMS | タッチクラス | 確認メモ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 58 | P1 | サイト設定、コンテンツ移行、管理者研修、パイロット運用まで導入支援の範囲が明確か | オンボーディング日程表とR&Rの確認 | L&D / 購買 | ◎ | 4週間パイロット · コンテンツ移行 · 管理者研修(FAQに根拠) | |
| 59 | P1 | ライセンス、ユーザー課金、コンテンツ購読、連携、運用支援まで含めた3年TCOを比較できるか | 見積書と3年間の費用表を作成 | 購買 / 財務 | ◎ | 定価公開とEnterpriseの個別設計(料金) | |
| 60 | P1 | 契約終了、データ持ち出し、コンテンツ所有権、解約通知の条件が明確か | 契約書、終了プロセス、持ち出しサンプルの確認 | 購買 / 法務 | ○ | 顧客制作コンテンツのHTMLダウンロードと終了条件(FAQに根拠) |
タッチクラスの判定根拠: https://www.touchclass.com/ja/questions · https://www.touchclass.com/ja/security · https://www.touchclass.com/ja/price · https://www.touchclass.com/ja/integration
チェックリスト60項目 — CSVダウンロード
フォーム入力もログインも不要です。「現行LMS」列が空欄のまま提供されるので、候補ベンダーにそのまま送って記入してもらえば比較表になります。
タッチクラスが △ とした3項目
60項目のうち3件を △(一部対応 · 制約あり)と判定しました。弱点の隠蔽ではなく、誇張を防ぐための検討ポイントとして残したものです。
導入検討側は、この3件を別課題として切り出してください。
スキルグラフ · キャリアパス
関心キーワードに基づくキュレーションとパーソナライズ推薦には対応します。しかし職務-力量を構造化したグローバル型のスキルグラフと、それに連結したキャリアパス推薦は別途設計が必要です。現在の製品がそのまま提供する機能ではありません。
導入前に確認すること — 組織にすでに職務 · 力量の体系があるか。なければ、どの水準まで単純化するか。準備資料: 役割-スキルのサンプル表、HRIS項目、パイロット対象の職務。
AI高リスクHR判断の分離
AI推薦 · 分析の機能はあります。しかしその結果を昇進 · 評価 · 報酬といった高リスクのHR判断から分離して管理することは、製品機能だけでは完結しません。顧客側のデータ利用ポリシー、人間によるレビュー手順、監査ログ · 権限ポリシーが揃って初めて成立します。
導入前に確認すること — AI推薦 · 分析の結果を人事評価 · 昇進 · 報酬に使わないという社内原則があるか。準備資料: AI利用の告知、人間によるレビュー手順、ログ · 権限ポリシー。
キャプチャ防止
キャプチャログ、マスキング、ウォーターマークには対応します。ただしiOSではOSの特性上、画面キャプチャの完全遮断とは主張しません。「完全遮断」を約束する代わりに、キャプチャログ · マスキング · ウォーターマーク · ダウンロードポリシーの組合せで対応水準を定義します。
導入前に確認すること — 保護すべきコンテンツは何か。iOS環境ではマスキング · ログ · ウォーターマークで十分か。準備資料: キャプチャテストの結果、ダウンロードポリシー、セキュリティ案内文。
チェックリストでベンダーが自社を全項目 ◎ で埋めて出してきたら、その表は比較資料ではなく宣伝資料です。上の3件は実際の判定結果であり、このチェックリストが自社に有利になるよう設計されていないことを確認できる地点です。同じ基準を適用して、他の候補にも △ がどこにあるかを尋ねてください。△ が1件もないと答えるベンダーがいれば、その回答自体が判断材料になります。
タッチクラスの判定分布 — そして、この表を合計点で読んではいけない理由
60項目に対するタッチクラスの基準判定の分布です。この表を合計点の比較に使わないことをお勧めします。理由は表の下に書きました。
| カテゴリ | 項目数 | P1 | ◎ | ○ | △ | × |
|---|---|---|---|---|---|---|
| A. 学習戦略 · 成果 | 6 | 3 | 2 | 4 | 0 | 0 |
| B. 学習者体験 | 8 | 4 | 6 | 2 | 0 | 0 |
| C. 管理者運用 | 8 | 6 | 4 | 4 | 0 | 0 |
| D. コンテンツ · 評価 | 8 | 3 | 7 | 1 | 0 | 0 |
| E. 参加 · LXP · AI | 8 | 0 | 7 | 0 | 1 | 0 |
| F. データ · 分析 | 7 | 3 | 5 | 1 | 1 | 0 |
| G. セキュリティ | 8 | 8 | 6 | 1 | 1 | 0 |
| H. 連携 · 拡張性 | 4 | 2 | 2 | 2 | 0 | 0 |
| I. 費用 · 契約 | 3 | 3 | 2 | 1 | 0 | 0 |
| 合計 | 60 | 32 | 41 | 16 | 3 | 0 |
推奨デモ シナリオ — 60項目を5回のデモで確認する
60項目を一度に聞きません。5回のデモに分け、各回で確認する項目番号を事前に通知すれば、候補間の条件が揃います。
同じシナリオをすべての候補に同一の形で依頼することが要点です。
| 順序 | デモ シナリオ | 確認するチェック項目 | 参加部署 |
|---|---|---|---|
| 1 | 自社資料1件(PDFまたはPPT)をモバイルコンテンツとショートに変換する — 時間を測る | 23, 24, 27, 28 | L&D |
| 2 | 学習者アプリで受講、コメント、保管箱、プッシュ、ショートクラスを直接体験する | 7, 8, 10, 11, 14, 31 | L&D · 学習者代表 |
| 3 | 管理画面で対象者の割当、未修了の督促、修了証の発行まで実行する | 15, 16, 17, 18, 21 | L&D · 監査 |
| 4 | ライブまたはQR出席が必要な教育を1件、並行して運用する | 20, 33 | L&D · 現業 |
| 5 | 統計レポートとセキュリティの証跡を併せて検討する | 39, 40, 46, 47, 51, 52 | IT · 個人情報 · 監査 |
最初の検討範囲は全面刷新ではなく、50~100名 · 4週間 · 教育課題1件 · KPI 1~2件に限定することをお勧めします。全面刷新を前提にした比較は意思決定の単位が大きくなり、結論が先送りされ、結局は現行LMSが維持されます。1区間だけ検証すれば、4週間で数値が出ます。
参照した外部基準
このチェックリストの構造と項目は、以下の公開基準を参照して構成しました。原文を直接確認できるようURLを併記します。
| 基準 · 文書 | 参照した観点 | 反映した項目 | 原文 |
|---|---|---|---|
| D2L — LMS RFP Template: How to Structure Your Vendor Evaluation | LMSのRFPは機能デモではなく、同じ質問 · 同じ基準 · 客観的なスコアで比較すべきという観点 | チェックリスト全体の構造 | d2l.com/blog/lms-rfp-template |
| Momentive Software — LMS RFP Template | RFPには機能 · 技術 · セキュリティ · 支援 · 価格 · 評価基準が揃って入るべきという観点 | カテゴリ G · I | momentivesoftware.com/blog/lms-rfp-template |
| World Learning / SIT — LMS RFP | 実際のLMS RFPにおける標準要求カテゴリ — course creation, user management, mobile, social learning, reporting, integration, security | カテゴリ A~H の構成 | worldlearning.org — LMS-RFP.pdf |
| W3C — WCAG 2.2 | Webアクセシビリティの基準 — キーボード · スクリーンリーダー · モバイル操作性 | 13番 | w3.org/TR/WCAG22 |
| ISO/IEC 27001 | 情報セキュリティ マネジメントシステムの国際規格 | 46番 | iso.org/standard/27001 |
| ISMS-P — 韓国の情報保護 · 個人情報保護管理体系認証 | 韓国国内の管理体系認証の基準 | 46番 · 47番 | isms-p.or.kr |
| NIST — SP 800-63 Digital Identity Guidelines | デジタル認証 · 連合認証のリスクベース アプローチ | 50番 | nist.gov — SP 800-63 |
| Deloitte — 2026 Global Human Capital Trends | AI時代の継続学習と、業務フローの中での学習 | カテゴリ E のフレーミング | deloitte.com — Human Capital Trends |
| LinkedIn — 2026 Talent Velocity Advantage Report | 成長文化と、業務の中の学習フロー | カテゴリ E のフレーミング | learning.linkedin.com — talent velocity report |
タッチクラスの判定根拠となる文書: FAQ · セキュリティ · 認証 · 外部連携 · 専用アプリ · AIショートクラス · 料金。運用データは100社以上・35カ月の運用データレポートから引用しました。
よくある質問
LMSの比較表やRFPチェックリストを作るときに、実際に最も多く寄せられる8つの質問です。
LMSは何を基準に比較すべきですか?
機能一覧ではなく、同じ質問セットで比較します。学習戦略、学習者体験 · アクセシビリティ、管理者運用、コンテンツ · オーサリング · 評価、参加 · LXP · AI、データ · 分析、セキュリティ · 個人情報、連携 · 拡張性、構築 · 費用 · 契約という9カテゴリにまたがる60項目を、すべての候補に同じように問い、各項目の確認方法(デモ · 文書 · 契約条項)まで揃えます。判定は合計点ではなく、P1必須項目32件の空白を基準に行います。
LMSのRFPチェックリストには何を入れるべきですか?
機能要件だけを入れると、セキュリティ · 購買のレビューで差し戻されます。機能に加えて、技術(連携 · API · 同期周期)、セキュリティ(管理体系認証 · 暗号化 · 監査ログ · SSO)、支援(オンボーディング · コンテンツ移行 · 管理者研修)、価格(3年TCO · 最低契約金額 · 増分単価)、評価基準(重要度と判定尺度)、契約終了条件(データ持ち出し · コンテンツ所有権)を併せて入れます。このページの60項目は、そのままRFPの要求事項として転記できます。
LMSの比較表では、合計点が高い製品を選べばよいですか?
お勧めしません。合計点は項目数と重み付けに左右されるため、質問を作った側に有利に出ます。ルールは一つです。P1(必須)項目のうち、現行LMSが ×(非対応)または △(制約)のマスを先に印を付け、その項目が候補で ◎ または ○ かを確認します。候補も △ の項目は、導入前の別課題として切り出します。最後に「現行LMSを維持した場合のリスク」と「4週間のパイロットで検証できるリスク」を区別します。
LMS評価項目の重要度(P1/P2/P3)はどう分けますか?
P1は、なければ運用が成立しない項目です。60項目中32件で、法定研修の自動管理、修了条件の自動判定、権限分離、セキュリティ8項目のすべて、3年TCO、契約終了条件が含まれます。P2は運用品質と参加率を左右する27項目です。P3は加点1項目で、選定判断には使いません。参加 · LXP · AIのカテゴリにP1が1件もないのは意図した設計です — 法定研修とセキュリティが埋まる前にAIを前面に出すと、新技術ありきの調達になります。
タッチクラスが自ら △ と判定した項目はありますか?
3件あります。35番のスキルグラフ — 関心キーワードによるキュレーションには対応しますが、職務-力量のスキルグラフは別途設計が必要です。43番のAI高リスクHR判断の分離 — AI機能はありますが、昇進 · 評価 · 報酬との分離は顧客側のポリシー · 承認 · 監査体制が揃って初めて成立します。53番のキャプチャ防止 — キャプチャログとマスキングには対応しますが、iOSはOSの特性上、完全遮断とは主張しません。この3件は導入前の別課題として切り出すことをお勧めします。
現在使っているLMSを入れ替えずに比較できますか?
可能です。最初の検討範囲を全面刷新ではなく、50~100名 · 4週間 · 教育課題1件 · KPI 1~2件に限定します。既存LMSはそのまま残し、1区間だけ並行運用すれば、連携なしで始められます。全面刷新を前提にした比較は意思決定の単位が大きくなり、結論が先送りされ、結局は現行LMSが維持されることが多くなります。パイロット前後のレポートを対照すれば、機能体験ではなく数値で判断できます。
LMSの比較でセキュリティはどこまで確認すべきですか?
セキュリティ カテゴリの8項目はすべてP1です。認証の保有有無だけを聞かず、認証書の原本、認証範囲(サービス全体か一部か)、有効期限、事後審査の履歴を求め、個人情報委託契約書と照合します。その後、保存 · 転送区間の暗号化、データ保管場所、権限分離、SSO(SAML 2.0 · OAuth 2.0 · LDAP · MFA)、監査ログ、バックアップ · 障害対応、コンテンツ漏洩防止を確認します。タッチクラスはISMS-PとISO/IEC 27001を保有しており、詳細はセキュリティ ページにあります。
チェックリストをファイルで受け取り、候補ベンダーに送れますか?
可能です。60項目すべてをCSVで公開しており、フォーム入力もログインも不要です。「現行LMS」列は空欄のまま提供されるので、候補にそのまま送り、同じ尺度(◎3 / ○2 / △1 / ×0)で記入してもらえば比較表が完成します。表を受け取る際には、△ がどこにあるか、なぜ △ と判定したのかも併せて求めることをお勧めします。△ が1件もないという回答は、それ自体が判断材料です。
次のステップ
比較 · 選定 · 診断はそれぞれ別の段階です。現在の段階に合う文書へお進みください。















